2006年10月30日

学校なんて行かなくていいんだよ

いいんだよ
学校なんて行かなくていいんだよ
おまえには何の落ち度もないんだ
まわりの雑音は放って置いて
かあさんのことだけみて
かあさんね おまえのことだけは絶対守るから
勉強だって教えてあげるよ
かあさん こうみえて
英検持ってるんだよ
えっ 英語できそうにみえないって うるさいよ
かあさんだってやるときゃやるよ ねえ とうさん
サッカー4級審判だってもってるよ
あの三井ゆりと同期だよ
えっ 知らないって
ただ数学だけはからっきしだよ
数字みてると目え回っちまうんだ
数学はとうさんに聞こう
とうさん昔 下町のアインシュタインって
呼ばれてたんだって
さあ 泣いてないで
はやくご飯食べちまいな
posted by bonta at 11:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月29日

わたしピンと来たんですぅ

両親も親戚も
みんなからかわいいって育てられて
自分でも結構モテる方だと思っていて
みんなが言うから
わたしもだんだんその気になっちゃって
そしたらトントン拍子に話が進んで
売れるのもけっこう簡単だなあって思ったんですぅ
でも人生甘くないっていうか
ニジュウゴ過ぎるとかわいいだけじゃダメなんだなって
わかったんですぅ
それで演技をきちんと勉強しようと思って
お芝居と言えばニューヨークでしょうと思って
渡米したんだけど
全然目が出なくて
すごすごと日本に帰ってきて
これからどうしようと思っていたとき
その社長に拾われたんですぅ
レッスン受けながらなんとなく
そういう関係になっちゃって
忍ぶ女もいいかなあと思ったんだけど
やっぱり限界で
すべて捨てて逃げ出してきたんですぅ
そんなとき社長をニュースでみて
古い体制とたたかう社長に感動したんですぅ
社長の本も全部夢中で読みました
やっぱりテレビとネットの融合しかないと思うんですぅ
それでこうしてお訪ねしたわけですぅ
posted by bonta at 17:28| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

じいがお相手しますよ

わこ様
おかえりなさいませ
幼稚園の運動会はいかがでしたか
おやまあ 負けたからといって頭突きはいけませんよ
女の子なんですから
とと様とはは様は明日お帰りになりますからね
さあお食事にしましょう
きちんとのこさずお食べくださいね
このじいやが久々に腕をふるって作った料理ですからね
こういうのを昔とった杵柄っていうんですよ
えっ 左に打った篠塚じゃないですよ
だれに教わったんですか…
あら わこ様
にんじんがきらいだからといって
お皿にらくがきはいけないですよ
よりによって閣下から戴いたお皿に
ハゲだなんて…
さあ食べ終わったらお本を読みましょうね
何を読みましょうかね
えっ マルエン全集
そういうものはございません 
これにしましょう
『ジャガー横田の華道入門』
わこ様
退屈だからといって
じいの額にメポって書いてはいけません
posted by bonta at 15:52| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

塾がない日

塾がない日
ぼくは近くの公園へ行って
パパとキャッチボールをするんだ
パパは肩がいいなと言って
いつもほめてくれる
日が暮れてボールが見えなくなる
ギリギリまで投げ続けるんだ
急いで家に帰り
夕食を作るママの手伝いをする
ぼくは野菜の千切りが上手いんだ
味噌汁の味付けもできる
夕食は三人で
楽しく会話しながら
週末の予定なんか
立てちゃったりして―
なーんてことは
いまのぼくにはないか
パパのことはよく知らない
同じ屋根の下暮らしているけど
あまり会わないんだ
ママとは話すけど
ちょっとだけ
すぐどこかに行っちゃうんだ
ママの料理って食べたことないな
ぼくには寅次郎 
おまえしかいないよ
さあ ひざにお乗りよ
posted by bonta at 18:48| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

もしかしてアリバイですか

そうですね
仕事帰りに食事に行って
そのあと彼女に駅まで
車で送ってもらいました
店を出たのが10時くらい
駅には10時20分に着いたと思います
いえそういんじゃないんです
彼女は同僚というか友人で…
彼女最近フラダンスに嵌ってまして
きのうも教室に…えっこの話いいんですか
地下鉄に乗って
家には…
あっそうだ
途中でコンビニに寄りました
えーと雑誌と缶コーヒーと裂きイカを
買いました
そうそう そこの店員がどんくさい奴で
裂きイカを温めようとするんですよ
よくつり銭を間違えるし
つり銭といえば こないだ行った釣具屋で…
えっ はいわかりました
家にはそうですね
10時45分に着きましたね
それからテレビをみて
0時には寝ました
えっ もういいんですか
あの写メ撮ってもいいですか
あっいや 刑事という人種に
はじめて会ったものですから
あっ もう撮っちゃったんですけど…
これブログに載せてもいいですか
えっ だめですか…
posted by bonta at 17:24| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

やあ君聞いたかい

やあ君聞いたかい
今度の執政官
美しいヘヴンをめざすといって
全住民に訓練を義務付けるらしいぜ
せっかくのんびり過ごせると思ったのに…
しっかし本当にヘルの脅威なんてあるのかね
何かとあればすぐヘルによるテロを言うけど
それはありえないと思うね
ヘルの責任者は
ヘブンから派遣されているって話だぜ
テロなんて起こるわけないじゃないか
いまやあの執政官に意見できる者は
誰もいないからなあ
毎日こころ穏やかに暮らしていけると思ったのに
これから生きにくい時代になるかもな
やばい離れろ
あれ公安にちがいないぜ
あの目つきは絶対そうだ
えっ まさか君…
なぜなんだ
君まで向こうにつくとは…
posted by bonta at 23:43| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

さあさあお進みください

お着きのみなさま
ささっ 遠慮なさらずに
もっと前にお詰めくださいな
ここがみなさまが新しく過ごすところですよ
よく御覧になってください
どうですか
想像していたのとちょっと違うでしょう
ここも随分変わりました
時代にあわせて変わっていかないと
いけませんからねえ
いまでは人権にも配慮して
レジャー施設もあるんですよ
われわれも鬼ではないですからねえ
まあ実際鬼なんですけど…
そうそう最近ダンスホールもできたんですよ
いい感じの仕上がりですよ
フロアもよく熱せられて芳しい温度になってますしね
それでは準備が出来た方からお進みください
そこですそこです
烈しく燃え盛っているその扉からですよ
posted by bonta at 11:32| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

じゃあ次の方

ご来場のみなさま
本館は大変混雑してございます
混雑を狙ったスリ・窃盗・置引き・痴漢が
多発しております
くれぐれもご注意下さるようお願い申し上げます
番号札偶数の方は左側の列へ
奇数の方は右側の列へ一列にお並びください
なお異議申立てについては一切お受けいたしていません
わたくしがすべての事実関係に基づいて
一方的に専断いたします
ここではわたくしが法です
あっそこ、昂奮しないで順番を守ってくださいね
順番ですからね
じゃあ次の方
なんですって
駆け込み乗車25回ですって
わかりました ヘルです
ゴートゥーヘルです
次の方
手ばなし運転378回ですか
ヘルです
次っ
階段の一段飛ばし5264回ですか
おしいですね
ぎりぎりヘルです
じゃあ次
そうですか 二股7回ですか
まあいいでしょう
かわいいからゆるしましょう
ヘヴンです
ゴーゴーヘヴンです
そのかわりあとで事務所寄ってくださいね
じゃあ次っ
posted by bonta at 23:28| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリント・イーストウッドと西川美和

クリント・イーストウッドの近年の作品は
人間を見る目が非常に穏やかで
すべてを受け入れるような
悟りの境地にいたっているような感じがする。

昨日、報道ステーションの
古舘伊知郎による衛星中継インタビュー(録画だった)をみた。
最後の、作品作りのモチベーションは何かという質問に対し、
クリントは、寿司!
とこたえた。
あのそういうことじゃなくて…。
一番聞きたかった質問なのに…はぐらかされてしまった。


つづいて、中野美奈子の広人苑Uの
西川美和監督の回をみる。

冷静沈着なイメージどおりの人。
作品作りの比重の8割は、脚本にあるという。
指示を出すのが苦手なので
脚本をみれば、誰がみても
すべてわかるように書いているという。
posted by bonta at 16:26| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月19日

百貨店

男はいつものように街を歩いていた
街はきょうもたくさんの人で溢れている
サラリーマン OL 学生風 
カップル 恋人以上友達未満 同伴出勤風
専業主婦 年齢不詳 雀士風
兼業農家 職業不詳 歌舞伎役者
それぞれが各々のみちを急いでいた
ビルの外壁に設けられた巨大スクリーンに目が留まる
映し出されたNHKアナウンサーをよそ目に
男はある百貨店へと歩みを進めた
10年前にオープンした7階建ての何の変哲もない百貨店
1階化粧品鞄売り場を通り越し2階へ行こうと
エスカレーターに足を乗せた途端それは起った
男を残しすべての時間が止まったのである
エスカレーターはもちろん
化粧品販売員の女 帽子を物色するDJ風の男 
傘を探す初老の男 男に鞄をねだる女 
すべてが止まっていた
男は愕然として2階へと駆け上がる
しかし何処も彼処も同じである
男は世界から取り残された
泣こうが喚こうが何も起らなかった
男は半狂乱になって食器売り場の陳列棚をなぎ倒し
家具売り場の白いソファーを切り裂いた
隣りにあったキングサイズのベットにもぐりこむ
これは夢だ 悪い夢に違いない
ふとんを頭から被る
どれくらい震えていただろうか
30分のようにも3時間のようにも思えた
しばらくたつと周りに強烈な明るい光を感じ始めた
恐る恐る目を開ける
光は別館との連絡通路のあたりから溢れているようだ
男は吸い込まれるようにその光に向かって歩いていく
恐怖心はもうなくなっていた
連絡通路を渡り切ると
ふと閉店を告げるアナウンスが耳に入ってきた
ご来店ありがとうございました―
男が聞いた最後の言葉であった
posted by bonta at 16:42| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

南の島へ

もしぼくのからだが機械だったら
いますぐ部品を交換して
このベットから抜け出すんだ
足には車輪を
手には翼を装備して
この白い牢獄を飛び出し
南海の小島で
虹色のパラソルを立て
絶世の美女を隣りに
気の利いたカクテルに
舌鼓を打つんだ
そして噂を辿って
小島に住む人魚を訪ね
すべてのパーツを売り渡す
ぼくは七色の鳥になるんだ
posted by bonta at 23:01| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

最愛の

ねえ おまえは最期に何をみたの
最期に何を思ったの
かあさん おまえを助けられなかった
おまえを救えなかった
おまえは叫んでいたんだね
小さな震える声で
おまえに見せたかった
おまえに聞かせたかった
おまえに食べさせたかった
おまえに笑ってほしかった
おまえに生きてほしかった
ねえ おまえはいまどこにいるの
posted by bonta at 14:59| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

祝福の大河

君らがさ 手を触れ合おうと
心を通わせようと
場合によってはお互いを貪り合おうと
くっ付こうがくっ付かまいが
どうだっていいんだ
いや 貪り合うのは嫌だな
手を握るのも駄目だ
そうだ 心を通わせ合うなんてもってのほか
できれば君らの間に
深い深い溝が生じ
一生渡り合えない河が生まれればいいんだ
posted by bonta at 15:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

キミの字キミの手紙

今日さ 掃除をしていたらさ
とつぜんキミの手紙が出てきた
全部捨てたと思っていたからおどろいたよ
キミこんな字だっけ
でもたしかにキミの字だ
そういえば最初のころはさ
毎日会っていたのに手紙のやりとりしていたね
ぼくら楽しそうだね
字がおどり出しそう
最後も手紙を送ったよね
キミは教室の喧騒のなか一人泣いていたね
あのときぼくだけがその理由を知っていた
それがぼくとキミの最後の秘密だった
posted by bonta at 20:54| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

部下の統御に失敗する原因

匿名「現今の軍隊に対する一幕僚の観察」『偕行社記事』639付録、1927.12より

上官が部下の統御に失敗する原因。
こういう人いません?
こういう風になっていません?
ドキっ


(一)表裏ある二種人格なること
(二)言行一致せざること
(三)部下にのみ難きを強ひ他に向つては人気中心なること
(四)不公平なること
(五)責任転嫁の傾向あること(責任観念なし)
(六)識量伎能の足らざること
(七)打算利己主義なること
(八)責任分立の本義を考へず干渉度に過ぎること
(九)部下の短所にのみ着眼し長所を認めざること
(十)温情と熱との足らざること
posted by bonta at 13:46| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月14日

可決されました

賛成多数!!
よって本決議案
日本国制裁決議案は可決されました

日本国による
核開発疑惑カツラ疑惑および
ウバ茶葉大量葉加え屁気にたいして
国際社会は断固とした処置を求めます

軍事作戦開始は14日後
作戦部隊は米英軍および統一朝鮮軍が中心となり
後方支援を きじ さる いぬ
および子丑寅卯マンボ軍(通称ブラックマンボ軍)が担当します

目標は主要5都市
黒犀連合≠フ美名のもと
多大な犠牲も厭いません
笑い死笑い皺瓦斯弾および
粘々とりもち弾
スリップつるつる弾による精密爆撃
もしくは戦争代表人による
指相撲10本勝負を予定します
posted by bonta at 15:40| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

遠くの街で暮らすキミへ

キミが好きだったあの歌手
あの頃は全然だったけど
最近になって
今ごろになって
聴くようになったよ

キミのことは大嫌いだけど
元気で暮らしていますか
キミのことは大嫌いだけど
キミと過ごした時間はぼくの宝物です

posted by bonta at 14:40| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

ぼくを葬る(2005):誰に話そう

フランソワ・オゾン監督。

余命幾ばくもない
主人公はとても孤独。
余命のことを誰に話そう。
誰に話せるのか。
家族は? 恋人は? 友人は?
いちばんのつながりは姉のこと。
姉との思い出のもと
ひっそりと ひっそりと。

生々しい描写がつづく。
死を語ることは生を語ること。
生きるということは、生々しいこと。
posted by bonta at 23:23| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月10日

エターナル・サンシャイン(2004):面白い映像体験

エターナル・サンシャイン
エターナル・サンシャイン

記憶が消されていく過程は
面白い映像体験。
削除から逃れようとするところも
さすがチャーリー・カウフマン。

博士側の不倫エピソードによって
物語の奥行きが拡がっていると思う。
博士はどんな思いで削除を実行したのか。
その際削除技術は完成していたのか。

主人公らが記憶を削除しても
また恋におちて同じ結果になることを
示唆しているのでしょうね。
posted by bonta at 22:51| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

黄昏色の虹

ふたり黙っている
車のなか黙っている
夕日に染まる景色が流れて
ラジオが奏でる感傷的なメロディーが
隙を窺っている

幼いおまえを思い出す
泣き虫で引っ込み思案で
利発なおまえを

若い頃は何でもやってみればいいさ
そして学べばいい
おまえなら大丈夫だ
かあさんに似てしっかりしてるから

切ないな うれしいはずなのに
おまえがただ家を出るだけなのに
posted by bonta at 11:58| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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